20255/2FRI

本日開館

紙本墨画山水図しほんぼくがさんすいず

基本情報

作成者円山応挙
制作年天明8年(1788)
文化財種別絵画
所蔵先金剛寺
法量-
文化財指定国指定重要文化財(絵画)

金剛寺が所蔵する、円山応挙作の山水図である。紙本墨画。もとは本堂仏間右手の部屋(上間之間)にて、襖と壁面に貼り付けられていたが、現在は軸十三幅に仕立てられている(東京国立博物館寄託)。透視遠近法を用いながら、部屋の構造に即して深山幽谷から湖の広大な眺望へダイナミックに展開する表現は、応挙の非凡な構想力を示している。また、北側の壁面に款記「天明戊申暮夏写 平安源応挙」と、白文方印「応挙之印」がある。なお、本作は明治36年(1903)4月に国宝指定を受け、昭和25年(1950)の文化財保護法の施行により重要文化財として受け継がれている。