20256/13FRI
本日開館
本資料は、穴太寺に伝来する呉春作の十六羅漢図である。紙本著色。呉春(1779~1811)は京に生まれ、20歳頃に与謝蕪村へ師事して南画と俳諧を学んだ。31歳の時に名を呉春と改め、その後円山応挙に師事して写生画を修めた。写生画に南画の画風を加えた独自のスタイルを確立し、多くの弟子を抱えて一派を形成、四条通付近に居住していたことから一派は「四条派」と呼ばれた。本図には款記と2種類の押印があり、ここから安永8年(1779)、呉春27歳の作ということが判明する。
本資料は、穴太寺に伝来する呉春作の十六羅漢図である。紙本著色。呉春(1779~1811)は京に生まれ、20歳頃に与謝蕪村へ師事して南画と俳諧を学んだ。31歳の時に名を呉春と改め、その後円山応挙に師事して写生画を修めた。写生画に南画の画風を加えた独自のスタイルを確立し、多くの弟子を抱えて一派を形成、四条通付近に居住していたことから一派は「四条派」と呼ばれた。本図には款記と2種類の押印があり、ここから安永8年(1779)、呉春27歳の作ということが判明する。