20255/2FRI

本日開館

特芳禅傑画像とくほうぜんけつがぞう

基本情報

作成者-
制作年-
文化財種別絵画
所蔵先龍潭寺
法量104
文化財指定京都府指定文化財(歴史資料、特芳禅傑関係資料のうち)

龍潭寺に伝来する、同寺の開祖・特芳禅傑を描いた画像。特芳禅傑(?~1506)は尾張熱海の人で、雪江宗深に師事した。彼は大徳寺や妙心寺等を歴任した後、明応年間(1492~1501)に師である雪江宗深が創建した大梅寺(龍潭寺の前身)に移り、龍潭寺の寺号に改称して同寺の開祖となった。本画像は特芳禅傑を描いた全身像で年齢を重ねた風貌となっている一方、袈裟には群青と朱の彩色や精緻な金泥唐草文様が施され、豊かな画趣を今に伝えている。絹本著色。なお、画面上部の賛文は延徳2年(1490)のものと推測されている。これに従えば、本画像は特芳禅傑72歳の寿像ということになる。