202412/12THU
本日開館
一木造で内刳りの無いこの行基菩薩坐像は、現存最古の行基の肖像彫刻と考えられている。衣を左袵につけ、左肩から右脇に袈裟をまとう。両手を膝の上に置き、左手に如意を持ち、右足を上にして結跏趺坐する。躯体全体の奥行が深く、膝も厚みをもたせていることからがっしりとした量感を漂わせる。容貌は、くっきりとしたのどぼとけを彫りだした厳しい老相を呈している。衣文は全体的に浅い彫りで、翻波式衣文としている。
一木造で内刳りの無いこの行基菩薩坐像は、現存最古の行基の肖像彫刻と考えられている。衣を左袵につけ、左肩から右脇に袈裟をまとう。両手を膝の上に置き、左手に如意を持ち、右足を上にして結跏趺坐する。躯体全体の奥行が深く、膝も厚みをもたせていることからがっしりとした量感を漂わせる。容貌は、くっきりとしたのどぼとけを彫りだした厳しい老相を呈している。衣文は全体的に浅い彫りで、翻波式衣文としている。