20264/1WED

本日開館

千手寺千手観音坐像せんじゅじせんじゅかんのんざぞう

基本情報

作成者-
制作年-
文化財種別彫刻
所蔵先千手寺
法量-
文化財指定亀岡市指定文化財(彫刻)

弘法大師空海が、唐渡に際して、難破しそうになった時、観世音に大願成就を祈願し独鈷を海中に抛った。帰朝後春日明神の神託に従い、鹿谷の地で独鈷を見つけたことから、千手の大陀羅尼を唱して一刀三礼のもと彫り上げたのがこの千手観音であり、それを本尊として独鈷抛山千手寺が開創された。この千手観音坐像は、頭上に十一面を表し、胸前で合掌手、腹前で宝珠手を表し、両肩後ろに小脇手の都合四十二臂の観音像である。内刳を施した寄木造で、玉眼を嵌入させ、表面は木肌をあらわにした素地仕上げとしている。強い膨らみをもった髪際の形や端正な顔立ち、整った像形、柔らかな質感を示した着衣表現は、鎌倉時代の造像を物語っている。