20255/2FRI
本日開館
この釈迦如来坐像は、宝釈寺から伝来した三如来の内では最も後に造られたものである。寄木造で、肉身部を漆箔、深い彫りの衣文による着衣部を彩色仕上げとしている。目尻が大きく吊り上がった鋭い眼に鼻筋が通り引きしまった表情の面長な顔、堂々とした張りのある肉付きの体躯は、定朝様を基本にしながらも鎌倉時代の新しいい表現を取り入れた円派仏師による造像と考えられる。
この釈迦如来坐像は、宝釈寺から伝来した三如来の内では最も後に造られたものである。寄木造で、肉身部を漆箔、深い彫りの衣文による着衣部を彩色仕上げとしている。目尻が大きく吊り上がった鋭い眼に鼻筋が通り引きしまった表情の面長な顔、堂々とした張りのある肉付きの体躯は、定朝様を基本にしながらも鎌倉時代の新しいい表現を取り入れた円派仏師による造像と考えられる。