202412/12THU

本日開館

宗堅寺如意輪観音坐像そうけんじにょいりんかんのんざぞう

基本情報

作成者大仏師 安阿流法橋 賢清
制作年永仁6年(1298)
文化財種別彫刻
所蔵先宗堅寺
法量-
文化財指定京都府指定文化財(彫刻)

一面六臂の像で、右手第一手を頬につけて思惟する姿とし、第二手は如意宝珠を掌に乗せ胸前におき、第三手は数珠を持って立膝の上で垂らしている。左手第一手は蓮の花弁、第二手は地に合わせ、第三手人差し指を立てる。このように六本の手は、六道の苦から人々を救うことを誓願する姿を表すこの像は、寄木造で、玉眼を嵌入し、木肌をみせる素地仕上げとしている。 本像の両脚部の像底及び体幹部の内刳りに、永仁六年(1298)の墨書銘が確認されている。銘文には、丹波国桑田郡河人郷柏村妙楽寺の尊像として、仏師快慶の流れを汲む安阿流嫡流の賢清が像造したことが分かる。

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