202510/17FRI
本日開館
神蔵寺の本尊薬師如来坐像の脇侍として、(向かって)右に日光菩薩が、左に月光菩薩がそれぞれ日輪・月輪を載せた蓮茎を持ち、腰を本尊側に捻り、本尊側の足に重心を落とし、反対の足を遊足として立つ。両菩薩とも、寄木造で漆箔仕上げとし、条帛・天衣・裳を着用している。それぞれ頭上に高髻を結い、束ね目、髪筋ともに表す両菩薩は、面長で、厳しい眼差しを感じさせる面相を示す。自然な動勢を示す肉付きの抑揚や流れるような着衣の表現など、鎌倉時代の写実的な作風を示している。
神蔵寺の本尊薬師如来坐像の脇侍として、(向かって)右に日光菩薩が、左に月光菩薩がそれぞれ日輪・月輪を載せた蓮茎を持ち、腰を本尊側に捻り、本尊側の足に重心を落とし、反対の足を遊足として立つ。両菩薩とも、寄木造で漆箔仕上げとし、条帛・天衣・裳を着用している。それぞれ頭上に高髻を結い、束ね目、髪筋ともに表す両菩薩は、面長で、厳しい眼差しを感じさせる面相を示す。自然な動勢を示す肉付きの抑揚や流れるような着衣の表現など、鎌倉時代の写実的な作風を示している。