20256/10TUE
本日開館
無量寺境内仏堂前に祀られている石造地蔵菩薩坐像は、柄の短い錫杖を先が少し外に傾く形で奉持する。左手は胸前に挙げて宝珠を載せる。地蔵の頭部に円形の頭光を線刻し、頭光の真上と左右の小円輪内に梵字を線刻する。地蔵菩薩は、一般に六道救済の仏として柔和な相好をとる場合が多いが、本像は厳しい表情となっている。
無量寺境内仏堂前に祀られている石造地蔵菩薩坐像は、柄の短い錫杖を先が少し外に傾く形で奉持する。左手は胸前に挙げて宝珠を載せる。地蔵の頭部に円形の頭光を線刻し、頭光の真上と左右の小円輪内に梵字を線刻する。地蔵菩薩は、一般に六道救済の仏として柔和な相好をとる場合が多いが、本像は厳しい表情となっている。