20256/13FRI
本日開館
久寿元年(1154)文覚上人の開基とする延福寺は、正和元年(1312)に祐辨が再興し、花園天皇の勅願所ともなり、寺家十二坊を従える大寺として繁栄したと伝える。その境内が広がる丸岡山の山中に立つ石造十三重塔は、相輪上部を欠失するが、基礎四面に火頭形の龕内に坐仏を彫り出す。今、丹波地域で中世まで遡る石造十三重塔としては唯一の石塔である。
久寿元年(1154)文覚上人の開基とする延福寺は、正和元年(1312)に祐辨が再興し、花園天皇の勅願所ともなり、寺家十二坊を従える大寺として繁栄したと伝える。その境内が広がる丸岡山の山中に立つ石造十三重塔は、相輪上部を欠失するが、基礎四面に火頭形の龕内に坐仏を彫り出す。今、丹波地域で中世まで遡る石造十三重塔としては唯一の石塔である。