20255/2FRI
本日開館
昭和13年から亀岡で、木造船の造船や修理をしていた早田嘉一郎氏が使用した、船大工用具一式と部材795点。 早田氏は、保津川遊船の船大工としても活躍していた。早田氏は、マキナワ(ヒノキの皮をいぶしてやわらかくしたもの。浸水を防ぐために、板の隙間に詰めて使う)を多く使用しない技術で船を造っていたので「早田の造った船は軽い」と船頭衆の間で評判になったという。船大工道具として、板の合わせ目をつくるスリノコや、船釘、船釘を打ち込む穴をあけるツバや、打ち込むためのクギシメなどがある。 保津川を下る船は、舳先が高く、船底が平らであることが特徴である。
昭和13年から亀岡で、木造船の造船や修理をしていた早田嘉一郎氏が使用した、船大工用具一式と部材795点。 早田氏は、保津川遊船の船大工としても活躍していた。早田氏は、マキナワ(ヒノキの皮をいぶしてやわらかくしたもの。浸水を防ぐために、板の隙間に詰めて使う)を多く使用しない技術で船を造っていたので「早田の造った船は軽い」と船頭衆の間で評判になったという。船大工道具として、板の合わせ目をつくるスリノコや、船釘、船釘を打ち込む穴をあけるツバや、打ち込むためのクギシメなどがある。 保津川を下る船は、舳先が高く、船底が平らであることが特徴である。