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本日開館

亀岡の船大工用具及び部材かめおかのふなだいくようぐおよびぶざい

基本情報

作成者-
制作年-
文化財種別有形民俗文化財
所蔵先亀岡市文化資料館
法量-
文化財指定京都府暫定登録文化財

昭和13年から亀岡で、木造船の造船や修理をしていた早田嘉一郎氏が使用した、船大工用具一式と部材795点。 早田氏は、保津川遊船の船大工としても活躍していた。早田氏は、マキナワ(ヒノキの皮をいぶしてやわらかくしたもの。浸水を防ぐために、板の隙間に詰めて使う)を多く使用しない技術で船を造っていたので「早田の造った船は軽い」と船頭衆の間で評判になったという。船大工道具として、板の合わせ目をつくるスリノコや、船釘、船釘を打ち込む穴をあけるツバや、打ち込むためのクギシメなどがある。 保津川を下る船は、舳先が高く、船底が平らであることが特徴である。